原爆死没者名簿の風通し 広島市

平和公園で原爆慰霊碑の中に納められている死没者名簿の風通しが行われました。

広島市の職員が33万3907人分の名簿123冊を石室から取り出し、傷みなどがないか確認しながらページを開いて風を通しました。

風通しは名簿の湿気を取り除き状態を確認する目的で毎年実施していますが、今年はサミットの影響で予定を1週間遅らせました。

広島市原爆被害対策部 住田達哉調査課長「広島が注目を浴びたということでより多くの方々が核兵器の廃絶の思いであったり平和の思いを持っていただきまして、世界に広めるような取り組みにつながれば」

去年8月6日以降、新たに死亡が確認された被爆者については来月から名簿に記入が始まります。

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