事故ヘッチマえ 特産植え、秋に配布 射水・大島小

ヘチマの苗を植える児童=射水市大島小

 射水市大島小の4年生107人は24日、同校で大島地区特産のヘチマの苗を植えた。射水署と射水交通安全協会大島支部の「事故減っちまえ作戦」の一環で行われ、参加者が地域の安全を願いながら作業を進めた。

 活動は大島地区から悲惨な事故がなくなってほしいとの思いで2004年から毎年実施している。北林恒好支部長があいさつし、苗40本を受け取った児童代表が「ヘチマが大きく育つように愛情を込めて水やりをします」と誓った。

 前田文彦交通課長は今年に入り、交通死亡事故が県内で13件発生していることを説明し、「ひとごとと思わず、交通安全の意識を高めてほしい」と呼び掛けた。

 児童は支部員らの指導で丁寧に苗を植えた。成長したヘチマから採取したヘチマ水を、秋の交通安全キャンペーンで配る。

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