KAT隊(高齢者交通安全教育隊)の任命式 「高齢者に交通安全を呼びかける」

 高齢者に交通安全を呼びかける警察の「高齢者交通安全教育隊」通称KAT隊の任命式が、24日に栃木県警察機動センターで行われました。

 KAT隊は、高齢者の「K」と安全教育の「A」チームの「T」の頭文字を取った「高齢者交通安全教育隊」で2016年に作られました。

 高齢者施設に出向いて交通安全教室を開くなどして高齢者を悲惨な交通事故から守ります。

 今年(2023年)は、県警察本部や警察署、県くらし安全安心課の合わせて62人と県のマスコットキャラクター「とちまるくん」など27体がKAT隊に任命されました。

 県警によりますと、県内では今年に入って5月23日までに、交通事故で死亡した高齢者は、去年(2022年)の同じ時期に比べて50%少ない7人ですが、このうち6人は運転免許証を持っておらず安全教育を受ける機会が少ない人でした。

 佐藤雅人交通部長は「1人でも多くの高齢者へ安全教育を行い、1件でも多くの交通事故を減らせるよう努めてほしい」と訓示を述べました。

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