図柄ナンバー「弘前」(青森県)、普及率全国5位 1位は「飛鳥」(奈良県)

図柄入り弘前ナンバーの見本

 全国58地域にある自動車の図柄入りナンバープレートのうち、弘前ナンバーの普及率が3.74%と全国5位だったことが、今年3月末時点の国土交通省の集計で分かった。弘前地域のデザインは「弘前城・桜色のお堀と岩木山」。

 図柄入りプレートの交付は2018年に全国41地域で始まった。通常の交付手数料のほかに千円以上を寄付するともらえる。国交省は、20年に交付がスタートした第2弾の17地域の中で弘前地域の普及率が4位に当たるとして、30日に都内で関係者を表彰する。

 普及率は地域の自動車保有台数のうちに占める割合。全国1位は奈良県の「飛鳥」で6.29%に上る。2位以下は「富士山」(山梨)、「出雲」(島根)、「松戸」(千葉)の順で、富士山以外は弘前地域と同じ第2弾組だった。

 弘前地域の範囲は弘前市と西目屋村で、25年ごろから田舎館村が加わる見通し。弘前ナンバーの推進協議会(事務局・弘前市)は集まった寄付金のうち116万円余りを、今年世界遺産登録30周年を迎える白神山地の魅力発信事業に充てることを決めている。

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