静岡県焼津市の焼津漁港に水揚げされた冷凍カツオの窃盗事件をめぐり、被害を受けた船会社15社が焼津漁協の提示した和解案に応じたことが分かりました。
焼津漁港を舞台とした冷凍カツオの窃盗事件をめぐっては4月、焼津漁協が被害を受けた船会社15社に対して和解金約6億7千万円を支払う意向を示しました。
漁協によりますと、15社全ての船会社が5月中旬までに和解案を受け入れたということです。このうち14社は漁協と「和解金の合意書」を取り交わし、すでに和解金が支払われています。(14社で約4億円)
残りの1社も、近日中に合意書を取り交わし、和解金を支払う予定だということです。
漁協は和解金を支払うにあたり、船会社に対して損害賠償訴訟を取り下げることや新たに訴訟を起こさないことなどを条件にあげていました。