ハーブの一種カモミールを収穫 野田の生産組合

一面に広がるカモミールを収穫する組合員

 野田村野田の畑でハーブの一種「カモミール」が収穫期を迎え、地元の生産組合(弐又(ふたまた)文雄組合長)は23日、香りが漂う中、作業に励んだ。

 弐又組合長が所有する13アールの畑一面に鮮やかな白い花が広がり、組合員ら4人が高さ80~100センチのカモミールを鎌で手際よく刈り取った。

 気温の高さや適度な降雨で例年より育ちが早く、昨年の約560キロを上回る出荷量を期待する。弐又良子さん(69)は「収穫時期の見極めが難しかった。手作業は大変だが、心地よい匂いに癒やされる」と笑顔を見せた。

 収穫後、約1カ月乾燥し、長野県の業者に全量出荷。入浴剤やせっけんなどに加工される。

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