岸田総理夫人・裕子さんらG7首脳パートナーたちが訪問 おりづるタワー VIPルームって…

G7広島サミットの際に、各国首脳のパートナーたちが訪れた平和公園そばのおりづるタワー(広島市)を 田村友里 アナウンサーが訪ねたリポートです。

田村友里 アナウンサー
平和公園近くのおりづるタワーに来ています。G7広島サミットの際に、各国首脳のパートナーたちが訪れた場所でもあるんです。

入口付近にはおみやげもの売り場もありまして、一番目立つところに並んでいるのが、パートナーのみなさんが実際にご覧になったという品々です。広島にまつわる商品もたくさん並んでいまして、福山のデニムもあります。

中でもみなさんが興味を持たれていたのが、熊野筆だということで、熊野町役場の方が実際に来られて、説明を受けながら、一筆書道で平和という文字をしたためられたんだそうです。書道の筆は置かれていないんですが、熊野の化粧筆が置かれています。みなさんも購入することができます。

さらに奥に進んでいきますと、G7広島サミットのコーナーも設けられていまして、「広島の名産品を世界へ」と書かれています。実際に首脳のみなさんが召し上がったものが並んでいます。

例えば、「瀬戸田レモンケーキ」(島ごころ)。サミットの主会場となりましたグランドプリンスホテル広島で振る舞われていたものです。ほかにも「広島レモンサイダー」(JA広島果実連)、「桜尾 ジン」(サクラオブルワリーアンドディスティラリー)など、首脳のみなさんが口にされたものだということです。

おりづるタワー 岩沢なるみ さん
― サミットの反響は?
「お客さまからの問い合わせもかなり増えてきまして、特に『広島はっさくサイダー』と『広島レモンサイダー』は、人気の商品でございます」

― おいしいですもんね。これからさらに盛り上がっていくことに期待したいですね。
「はい」

首脳パートーが食事をした「VIPルーム」へ

田村友里 アナウンサー
おりづるタワーの展望台に上がってきました。平和公園を一望できる絶景が広がっています。

きょうは、特別な品をご用意いただきました。折り鶴なのですが、よく見ると、首脳のパートナーのみなさんのサインが書かれているんです。岸田総理の妻・裕子さんのサインです。

そのお隣りは、バイデン大統領夫人のジル・バイデンさんのサインです。みなさん、折り鶴をしたためながら、平和への思いをはせたのかもしれません。7月から一般公開も予定されているということです。

そして、おるづるタワーでは、パートナーのみなさん、お食事もされたんです。実は、VIPルームがあるんですけど、みなさん、ご存知でした?

VIPルームにつながる入口です。わたしも知らなかったのですが、実は、このカフェのカウンターの後ろが、VIPルームにつながる道になっているんです。

きょうは特別に許可をいただいておりますので、中に入らせていただきます。奥に進むと階段。レッドカーペットを思わせるような赤いじゅうたんです。高級感があります。上っていくと、金の文字で「スイートルーム」と書かれています。

この重い扉を開けます。中に入ると空気が変わるんです。和モダンなテイストで高級旅館に来たときのような香りがします。中に入りましょう。

どうでしょう。明るくて、広々とした空間。こちらでパートナーのみなさんがお食事をされたということです。

一般の方は利用できなくて、完全紹介制でリピーターとなっている有名芸能人の方もいらっしゃるということです。2016年に当時のオバマ大統領が広島を訪問した際に、そういったビッグな方にも対応できるお部屋を、ということで作られたんだそうです。

そして、窓からの景色も最高で、平和公園と原爆ドーム、さらに奥には宮島も見ることができます。世界遺産を2つ同時に見ることができるということで、みなさん、ベランダに出て、もしかしたらその景色をながめたのかもしれません。

そして、実際に使われた食器も特別にご用意いただきました。今回、振る舞われたのがフレンチということなんですけど、広島の旬の食材と味噌を使って、“発酵” をテーマにしたお食事が振る舞われたんだそうです。

おりづるタワー 岩沢なるみ さん
ー お食事の様子というのはどんな雰囲気だったんでしょうか?
「わたしは、その場にはいなかったんですけれども、しっかりお食事もされまして、途中、笑い声も聞こえたとお聞きしております」

― 滞在時間はどれぐらい?
「はっきりとはわからないですけれども、少し時間も押しておりまして、それくらい盛り上がったのではないかと思います」

田村友里アナウンサー
それは、広島県民としてもかなりうれしいです。ということで、VIPルームに潜入させていただきました。

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