上越市と姉妹都市の静岡市の塩原博・清水区長らが25日、中川幹太市長を表敬訪問。両市の職員が情報交換し、今後の交流促進に向けて思いを一つにした。
上越市と静岡市を含む5市1企業は22日、日本海と太平洋をつなぐ高速道路「中部日本横断自動車道(通称)」の整備・利用促進を目的とした官民連携協定を締結。ふるさと納税制度を活用した相互連携による観光促進事業などを予定している。
同日の訪問は、同自動車道沿線都市による今後の交流を見据えた情報交換が目的。塩原区長、堀池美縁副区長、清水区の広報キャラクター「シズラ」らが市役所を訪れ、中川市長や笹川正智総務部長、上越市のPRマスコット「上越忠義隊けんけんず」らが歓待した。
上越市と静岡市清水区とは旧清水市の時代、約50年間続いた中学生の交歓会などを通じて関係を深めてきた。現在も両市の物産展へ相互に参加するなど、交流が続いている。
中川市長は両市に縁がある戦国武将などを話題に一行をもてなし、両市の良好な関係を期待。塩原区長は「距離は離れているが、(上越市とは)長い交流の歴史がある。今後も高速インフラを活用するため、連携を密にしていきたい」と抱負を述べた。