雨の季節が近づき、佐賀市大和町の「大和中央公園花しょうぶ園」では約100種、4万株のハナショウブが見頃を迎えている。場所や種類によって開花時期が異なり、広い庭園内でさまざまな色合いやたたずまいの花を長期間楽しめる。
同園によると、今シーズンの開花は平年並み。新型コロナウイルスへの警戒も和らいだせいか、多くの人が来園しているという。福岡県からグループで訪れた70代女性は「花の種類が多く、楽しめた。次は車いすの主人と一緒に来たい」と笑顔で散策していた。
花しょうぶ園は6月15日まで開園する。時間は午前9時から午後6時まで。入場料は大人(高校生以上)510円、小中学生300円。(写真と文・中島克彦)