中核派の拠点を家宅捜索 サミット反対デモ逮捕者との関与調べる 広島県警

G7広島サミットの開催期間中に、26歳の男が公務執行妨害の疑いで逮捕されたことを受け、26日、広島県警は広島市内にある中核派の活動拠点を家宅捜索しました。

18日、広島市でG7広島サミット開催に反対するデモに参加していた男(26)が、警備にあたっていた警察官を足蹴りしたとして、公務執行妨害の疑いで逮捕されました。

警察によりますと、男は「全日本学生自治会総連合(全学連)」の幹部で、「8・6ヒロシマ大行動実行委員会」が主催したデモに参加していたということです。

警察は26日午後、中核派の活動拠点である「前進社中国支社」など、2か所を家宅捜索しました。事件に組織的な関与があったかどうかを調べるとしています。

事件をめぐっては、男の逮捕後、広島中央警察署にデモの関係者ら数十人が集まり、逮捕の不当性を訴えていました。

© 株式会社中国放送