神戸・六甲アイランドにヤマダストアー出店 24年春、ファッションプラザに6年ぶり商業施設 高品質な自然食品など販売

神戸ファッションプラザに来年春の開業を予定するヤマダストアーのイメージ(大栄環境提供)

 神戸・六甲アイランドの大型複合施設「神戸ファッションプラザ」の商業棟に、スーパーのヤマダストアー(兵庫県太子町)が来年春にも出店することが決まった。同棟は映画館などが退去し、2018年から大半が閉鎖されており、約6年ぶりの商業施設復活となる。26日、所有する産業廃棄物処理大手の大栄環境(本部・神戸市東灘区)が発表した。

 ヤマダストアーは姫路市を中心に県内8店舗を展開。高品質の自然食品や、地元産にこだわった生鮮食材に強みを持つ。同棟では1、2階の計約2千平方メートルに入る。

 同プラザは1997年に開業。商業棟は地上9階建て、延べ床面積約2万4千平方メートルで、神戸ファッション美術館やホテルなどとともに六甲アイランドの中核施設を担った。映画館が周辺との競争激化で閉館したのをきっかけに全店舗が去り、18年に閉鎖された。

 大栄環境は19年に商業棟を取得し本社機能を移転。空き区画のテナント誘致を図ってきた。既に他のフロアの改装工事にも着手しており、さらなる商業施設の誘致を進める。(横田良平)

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