【J1注目プレビュー|第15節:鳥栖vs鹿島】調子上向きの両者、強度高まる試合のポイントはフィニッシュのクオリティ

写真:©︎CWS Brains, LTD.

【明治安田生命J1リーグ第15節】

2023年5月27日(土)

17:00キックオフ

サガン鳥栖(12位/18pt) vs 鹿島アントラーズ(4位/23pt)

[駅前不動産スタジアム]

◆クリーンシート継続、4戦目に挑戦【サガン鳥栖】

なかなか苦しい戦いが続いていた中、前節はホームにアルビレックス新潟を迎えて2-0で勝利。これで3戦無敗、全てクリーンシートと徐々に調子を取り戻している。

ミッドウィークのYBCルヴァンカップは全選手を入れ替えてコンディション調整を優先。敗退がすでに決定した中、リーグ戦に集中することになる。

メンバー入れ替えも理由の1つだろうが、やはりミスが出ては鳥栖らしさを出しきれない。特にフィニッシュワークでは昨シーズンから課題となっており、ミスの有無、チャンスを生かせるかどうかが結果に直結している印象だ。

今回の相手は強度の高さを誇る鹿島。ただ、ハイプレスをかけてくるわけでないため、ポゼッションはある程度見込まれる。ただ、前節失点するまで5戦連続クリーンシートの守備は強固。構える相手をどう崩すのか。ゴールに向かう姿勢が問われる。

★予想スタメン[4-2-3-1]

GK:朴一圭

DF:原田亘、田代雅也、山﨑浩介、菊地泰智

MF:手塚康平、河原創

MF:長沼洋一、森谷賢太郎、岩崎悠人

FW:小野裕二

監督:川井健太

◆仕切り直しの一戦【鹿島アントラーズ】

前節はホームにFC東京を迎えたゲーム。不可解な判定にもなったが、PKで6試合ぶりに失点をしてしまったが、1-1のドローに終わった。

無失点と連勝がストップしたが、チームとして自信を失うようなものではない。強固な守備は継続しており、攻撃のアグレッシブさも継続。ゴールに迫るという相手が嫌がることを継続していくことで、バランスを崩させ、隙を突いている状況。まさに強者の戦い方を取り戻したといえる。

課題はフィニッシュの精度。ゴールに迫るだけでなく、何度ゴールネットを揺らせるか。複数得点を奪えるだけの力はありながら、6試合負けがない中で3試合のみ。守備の安定感をより生かすには、攻撃陣の奮起は必須だ。

相手は強度の高さを持つ鳥栖。ビルドアップという鹿島の1つの課題が試される場面でもある。ロングボール、ビルドアップを上手く使い分けられるか。仕切り直しの一戦で勝利を収めたい。

★予想スタメン[4-4-2]

GK:早川友基

DF:広瀬陸斗、植田直通、関川郁万、安西幸輝

MF:名古新太郎、樋口雄太、ディエゴ・ピトゥカ、仲間隼斗

FW:垣田裕暉、鈴木優磨

監督:岩政大樹

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