イニエスタ退団「苦渋の選択」「残念な思いあるがリスペクトと感謝」 神戸・永井SD、4月末ごろ意向聞く

ヴィッセル神戸の永井秀樹スポーツダイレクター

 元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタがJ1ヴィッセル神戸からの退団を表明したのを受け、クラブの永井秀樹スポーツダイレクター(SD)が27日、FC東京戦の試合前にノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で報道陣の取材に応じた。本人から退団の意向を聞いたのは4月末ごろといい「苦渋の選択だった」と明かした。

 クラブとして慰留には努めたという。本人の意志が固かったのかとの問いには「そうですね、最終的には」とした。満了日がいつになるかなど、契約の詳細については「ちょっとそのへんは…」と明言を避けた。

 世界的司令塔への思いをにじませ「個人的にはアンドレス・イニエスタという選手が大好きで、尊敬する選手。残念な思いはあるが、彼の気持ちにリスペクトと感謝を持ちながら(話し合った)」と語った。(藤村有希子)

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