アーセナル4季目を終えるアルテタ監督、自身の仕事ぶりを反省「選手からベストを引き出すことができなかった」

写真:Getty Images

ミケル・アルテタ監督が一足先に今季を振り返り、来季に向けての意気込みも語った。イギリス『90min』が伝えている。

アルテタ体制4シーズン目を迎えた今季のアーセナルは、シーズン序盤からプレミアリーグ首位をキープしていた。終盤に差し掛かり、リーグ優勝も見えてきていたが、4月に入ってから突如失速。直近のリーグ戦8試合であげた勝利はわずかに2つで、リーグタイトルはマンチェスター・シティに譲ってしまった。

それでも2016-17シーズン以来となるチャンピオンズリーグ(CL)出場を決め、最低限のミッションはクリアした。アルテタ監督は28日に行われるプレミアリーグ最終節ウォルバーハンプトン戦を前にして、選手たちや自分自身に今季のパフォーマンスを振り返るよう促している。

「第一に、我々自身に批判的である必要があるし、自分自身に対してもそうだ。私の仕事は今いる24人の選手からベストを引き出すことだが、それができなかった」

「まだ素晴らしい可能性を秘めた選手たちがいるのに、我々はそれができていない。理由は様々だ。ケガなのか、出場時間なのか、私にそのチャンスがなかったのか、選手たちに十分にプレーさせることができなかったのか」

「我々の仕事は彼らをより良くすることだから、そのための余白を探さなければならない」

「我々は反省している。クラブ全体やトップチームのスタッフたち、そして選手たちの周りでは、本当にうまくいっていることがたくさんある。しかし、このリーグではそれだけでは不十分だ」

「来シーズンに向けて、選手たちに何が必要なのか、クラブに何が必要なのかを見極める必要がある。そして我々は、10カ月半というエキサイティングなシーズンの中で、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、最高の機会を提供しなければならない。それが、我々がもう一度集中して行わなければならない思考のプロセスだ」

惜しくも19年ぶりのリーグ優勝は果たすことができなかった今季のアーセナル。補強を含め、もう一度チームを見直し、来季はプレミアリーグ、そしてCLでも好成績を残すことが期待される。

© 株式会社シーソーゲーム