「もうほぼ試合出てないです」林陵平さんが明かすヴェルディユース昇格の秘話

元プロサッカー選手で東京大ア式蹴球部で監督を務める林陵平さんが26日、鈴木啓太さんのYouTubeチャンネルに出演して自身のキャリアを振り返った。

林さんは小学生のときに東京ヴェルディ1969の下部組織に入団し、高校卒業までヴェルディ一筋だった。明治大を経て2009年に東京Vへ加入。

柏レイソル、モンテディオ山形、水戸ホーリーホックを経て東京Vへ帰還し、期限付き移籍でFC町田ゼルビア、ザスパクサツ群馬でプレーして2020年に現役引退した。

引退後は東京大ア式蹴球部で監督を務めながら解説業をこなしている。分かりやすくシンプルな解説で多くのサッカーフリークから支持を集めている。

そんは林さんはジュニアユース時代に挫折を経験したという。

鈴木啓太さんから中学時代は活躍したかと問われると「いや全く活躍しないんですよ。中学に入ってから体も小さくて、いま186(センチ)あるんですけど(笑)。信じられないんですけど、すごい小さかった んですよ。中1、中2、中3もうほぼ試合出てないですね」と林さん

小学生までは出場機会を得ていたが、中学生時代は身長の低さなどが影響して試合に出場できなかった。

「監督に交代で試合出るぞと 言われたときに、出たくないと1回言ったこともあるぐらい」と、林さんは精神的に追い詰められていたという。

それでも救いの手があった。林さんは「(ユースに)上がれた理由が(当時ユースで指導していた)菊原志郎さんが僕のことをすごく評価してくれていて、両親が大きいんですよ僕。 なので『必ず林陵平は体が大きくなる。だからユースに上げてくれ』と史郎さんが進言してくれて、ユースに上がれたんですよね」と明かした。

練習態度の取り組みなども評価されて、ユース昇格を勝ち取った。プロでは長身を生かしてどん欲にゴールを狙った林さんからは想像できないエピソードだった。

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同YouTubeチャンネルでは引き続き、林さんが明治大で同期の長友佑都のエピソードが語られている。

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