名物「お湯かきレース」全力疾走 ゆふいん温泉まつり、4年ぶり通常開催【大分県】

湯を運びながら走る「お湯かきレース」参加者=27日午後、由布市湯布院町川上
ステージでパフォーマンスをする「わいわい道中行列」参加チーム
湯布院町内を練り歩く「わいわい道中行列」参加チーム

 【由布】第73回ゆふいん温泉まつりが27日、由布市湯布院町川上の国民宿舎跡地特設会場などであった。新型コロナウイルスの影響で、4年ぶりの通常開催。青空の下、仮装行列など多くの催しで盛り上がった。

 地元住民らでつくる実行委員会(大谷隆広実行委員長)の主催。湯の恵みに感謝する献湯祭で開幕した。JR由布院駅から周辺を練り歩く「わいわい道中行列」には地元自治区など4チームが参加。「宇宙戦艦ヤマト」の登場人物やザ・ドリフターズなどに仮装して歩いた。会場到着後にはステージ発表もあり、各チームがダンスや寸劇など趣向を凝らしたパフォーマンスを披露した。

 自治区で参加した由布院小5年の四ケ所凜さん(10)は「最初はドキドキしたけど、ステージからお客さんの笑顔が見られてうれしかった」と話した。

 名物の「お湯かきレース」には13チームが参加した。お湯が入ったおけを2人一組で担ぎ全力で疾走。観客の声援を受けながら、リレー形式で速さを競った。

 神楽や太鼓、歌などのステージもあった。

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