高崎山自然動物園、ゴローがB群トップに 雌ザルのヤケイと交代【大分県】

B群の序列1位に就いたゴロー=25日、大分市神崎の高崎山自然動物園
トップの座を明け渡したヤケイ

 大分市の高崎山自然動物園は25日、B群(640匹)の序列1位がヤケイ(10歳)からゴロー(推定16歳)へ交代すると発表した。ナンバー2だったゴローが優位に立ったと判断し、第19代のトップに認定した。

 ヤケイは2021年7月、高崎山史上初めて雌ザルで群れのトップになり、話題を呼んだ。サルの序列は原則として雄同士の間でつけるため、今後は序列外となる。

 園によると、雄のゴローは今年2月、4位から2位へ昇格した。2匹が争うことはなく、現在はゴローが優先して餌を取っている。ヤケイが気を使っているように見えるという。

 ゴローは高崎山選抜総選挙のイケメンザル部門で2度も1位に輝いたことがある男前。群れ同士の争いによく顔を出す武闘派で、子ザルの毛繕いをするなど面倒見の良さも持ち合わせており仲間から慕われている。

 園は「風格があり、観光客からボスと思われることもよくあった。B群の代表としてふさわしいサルになってほしい」と期待している。

 26日午後2時から園内で就任式をする。

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