6月1日から通行不可 長崎駅前高架広場 7月に仮設歩道橋設置

高架広場は6月1日から通れなくなり、図の緑色の線部分を通る必要がある(市まちづくり部長崎駅周辺整備室提供)

 長崎市のJR長崎駅周辺の大規模工事に伴い、高架広場が6月1日から通行できなくなる。駅周辺の人の流れが変わり迂回(うかい)する必要も出てくるため、市は周知に努めている。撤去は来年8月ごろまでに完了する予定。
 市の土地区画整理事業の一環。撤去された高架広場の代わりに歩道橋が2025年に建設される。今年7月にはアミュプラザ長崎と電停を結ぶ仮設歩道橋を設置する(図参照)。
 高架広場は1969年、第24回国民体育大会の開催を機に完成。市まちづくり部長崎駅周辺整備室によると、2012年には1日約2万人が通行していた。
 同市旭町の船員、馬場敏博さん(74)は「不便になるが仕方ない。駅周辺は来るたびに様変わりし、都会的になっていくのは見ていてわくわくする」と話した。
 同室は「市民が使いやすい空間ができていく。使い勝手が変わるため迷惑をかけるが、注意して通ってほしい」と呼びかけている。


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