「ミスもサッカーの一部、気持ちを前向きに」元日本代表・播戸さんが児童250人に心構え伝授 兵庫で教室

「緊張するのはちゃんと試合に向き合えているから」と語る播戸竜二さん=赤穂市海浜町

 サッカー元日本代表の播戸竜二さん(43)=兵庫県姫路市出身=によるサッカー教室が27日、赤穂の天塩海浜スポーツセンター(同県赤穂市海浜町)で開かれた。県内の小学生ら約250人に、上達のこつや心構えを伝えた。(地道優樹)

 播戸さんはJリーグのガンバ大阪やヴィッセル神戸、セレッソ大阪などでフォワードとして活躍。2019年の現役引退後は、解説者などを務めている。

 この日は、日本青年会議所(JC)近畿地区兵庫ブロック協議会が主催する11歳以下の「JCカップU-11少年少女サッカー全国大会兵庫予選」に合わせて招かれ、児童らとパス交換などで交流した。

 播戸さんは、ボールを足元で止める時は「ちょっと上から押さえる感じで」、強いシュートを打つには「親指の付け根の少し固いところで縦気味に蹴って」などと、具体的にアドバイスしていた。

 児童からの質問に答えるコーナーも。試合中のミスには「引きずるか、次にゴールするために必要なものと捉えるかで心の持ちようが全然違う。ミスもサッカーの一部と思って、気持ちを前向きに持っていくことが大事」と語った。同県丹波篠山市立味間小5年の男子児童(10)は「もっと楽しみながらプレーできそう」と笑顔を見せた。

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