50年前のタイムカプセル開封、中に入っていたのは…「懐かしい」「昔のまま」卒業生ら感激 福井県の小学校で記念催し

50年前に埋めたタイムカプセルを開封する参加者=5月27日、福井県坂井市の平章小学校

 福井県坂井市の平章小学校で5月27日、創立150周年記念イベントが開かれた。50年前に埋めたタイムカプセルを掘り起こし、卒業生らは当時の思い出話に花を咲かせていた。

 在校生、保護者と、池田禎孝市長ら卒業生合わせて約100人が参加。タイムカプセルは正面玄関の近くに埋められており、参加者はスコップを使って丁寧に掘り起こした。

 タイムカプセルは直径約1メートル20センチの強化プラスチック製で、電動工具で開封。中には当時の在校生が書いた習字や絵の作品のほか、ウイスキーやたばこなども入っていた。

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 卒業生は自分の作品を手に「懐かしい」「昔のまま残っているなんて」と感慨深げな様子。在校生からは「自分たちもタイムカプセルを埋めてみたい」などの感想が聞かれた。

 10月には記念式典を行い、今回掘り出した作品などを持ち主に返却する予定。

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