きょう29日(月)の天気 前線南下で山陰から北陸で大雨のおそれ 台風2号北上で沖縄の先島諸島は大しけ

 きょう(月)は、本州付近を前線が南下するため、中国地方から関東を中心に雨が長時間、降る見込み。日本海側では、激しい雷雨になるおそれがある。沖縄は、台風2号の北上に伴い、次第に風が強まり、海上は大しけになりそうだ。

山陰から北陸 道路の冠水や河川の増水など注意

 きょう(月)、西日本と東日本は、中国地方や近畿から関東を中心に断続的に本降りの雨になる見込み。山陰から北陸にかけては、局地的に雷を伴い、一気に道路が冠水するような雨の降り方になるおそれがある。北日本は、東北で午前中を中心に雨が降り、晴れ間がある北海道も、午後は道東でにわか雨の可能性がある。

 きょう(月)午前3時現在、大型で非常に強い台風2号は、フィリピンの東を北上している。今後は次第に進路を北寄りに変え、今週後半、暴風域を伴ったまま沖縄に接近するおそれがある。このため、きょう(月)、南西諸島では、次第に風が強まり、先島諸島では大しけになる見通し。高波に警戒が必要だ。

九州、沖縄 熱中症や食品の管理に注意

 最高気温は、北日本と東日本で21℃前後の所が多く、関東や北陸ではきのうより5℃以上低い所がある見込み。東京は21℃と、夏日を解消しそうだ。西日本は太平洋側を中心に25℃を超える所が多く、九州や沖縄では30℃以上の真夏日の所がある予想。全国的に湿度が高く、西日本は蒸し暑くなりそうだ。熱中症や食品の管理に注意したい。

今週は情報に注意

台風接近の前に

 今後、台風2号は動きがさらに遅くなり、沖縄では影響が長引く可能性がある。特に今週後半は荒天になるおそれがあり、情報に注意したい。

 西日本や東日本も、前線や湿った空気の影響で、今週は雨の降る日が多く、雨量がかさむ可能性がある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。

(気象予報士・丸田絵里子)

© 株式会社ウェザーマップ