フットパス、藍染め…日出町の魅力体感 6月末から観光滞在プラン「ひじたび」【大分県】

「多くの方に参加してもらいたい」と呼びかけるひじ町ツーリズム協会の担当者=日出町

 【日出】日出町の歴史、文化、自然を体感する観光滞在プラン「ひじたび」が6月末から7月の週末を中心に開かれる。大分、福岡両県への誘客を図る来春の「デスティネーションキャンペーン」(DC)の事前企画として、ひじ町ツーリズム協会が実施。6月2日から予約受け付けが始まる。

 協会は2016年から、地元の住民や事業者が滞在プランを提案して旅の案内役を務める「ひじはく」を展開。町内観光のブランド力向上を図ってきた。今回は旅行商品として磨きをかけ、日出町ならではの旅を追求した8プランを企画した。

 英国発祥のウオーキング「フットパス」のプラン(7月9日)には、町内外で活躍する林学博士の西野文貴さんが同行。植物や樹木を知り尽くすスペシャリストの解説を受けながら町内の自然を体感できる。

 夕日を眺めながら漁船で別府湾を周遊する「サンセットクルーズ」プラン(同15日)、藍染め、竹箸作りを楽しめるプラン(同1日)などもある。

 参加者の声を踏まえ、DCに向けて商品内容を改良する方針。協会の豊福浩子情報発信担当は「日出町の魅力がたくさん詰まっているプランばかり。多くの方々に特別な体験を味わってもらい、より良いものにしていくために感想を伝えてほしい」と話した。

 詳しい内容や日程、料金は協会にあるパンフレットや観光情報公式サイト「ひじナビ」から確認できる。申し込み、問い合わせは協会(0977.72.4255)。

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