きょう（月）午後も、東日本～中国地方にかけて雨が降る見込み。日本海側を中心に激しく降る所があるため、道路の冠水や土砂災害、河川の増水などに注意が必要だ。今夜以降は、近畿や四国などでも雨の降り方が強まる予想となっている。沖縄は台風2号の北上に伴い、次第に風が強まり、海上は大しけになる見込み

山陰で雨量多く

　日本付近は前線に伴う雨雲が広がり、北陸や山陰など雨脚の強まっている所がある。午後も同じような地域に雨雲がかかりやすく、雷を伴い激しく降る所がある見込み。山陰を中心に、あす30日（火）にかけて雨量が多くなりそうだ。なお、雨雲はゆっくりとではあるが全体的に南下する見通し。このため今夜以降は、近畿や四国で、あす（火）午前は九州北部でも、局地的に激しい雷雨となる見込み。

広範囲で大雨か

　大型で非常に強い台風2号がフィリピンの東を北上しているため、沖縄の先島諸島はうねりを伴った高波に警戒が必要だ。台風は今後、進路を北寄りに変えて、暴風域を伴ったまま沖縄に近づく見通し。進路によっては、先島諸島は31日（水）から暴風となるおそれがある。台風の動きが遅いため、沖縄は影響が長引きそうだ。また、奄美の沿岸海域でも、6月1日（木）ごろからうねりを伴った大しけとなる見込み。

　きょう（月）午前、九州北部～東海にかけて平年より1週間前後早い梅雨入りの発表があった。前線や台風周辺を吹く湿った空気の影響で、今週は西日本を中心に雨の降る日が多い見通し。なお、台風が向かう先によっては週の後半、特に週末は、東海など東日本も雨量が多くなる可能性がある。今後の台風情報、大雨情報に注意が必要だ。

（気象予報士・高橋和也）