ラナ・デル・レイ、3年以上ぶりのライブで多数の楽曲を初披露

ラナ・デル・レイが、ブラジル・リオデジャネイロで開催された【MITA Festival 2023】で、3年以上ぶりにステージに立った。

現地時間2023年5月27日に同フェスのヘッドライナーを務めた彼女は、最新アルバム『ディド・ユー・ノウ・ザット・ゼアズ・ア・トンネル・アンダー・オーシャン・ブルバード』から「A&W」でライブをキックオフすると、同作から「Candy Necklace」「The Grants」やタイトル曲など多くの曲をライブ初披露した。

ラナの9thアルバム『ディド・ユー・ノウ・ザット・ゼアズ・ア・トンネル・アンダー・オーシャン・ブルバード』は、2023年3月に米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で3位に初登場した。16曲入りの本作には、ジョン・バティステ、ブリーチャーズ、ファーザー・ジョン・ミスティ、ジュダ・スミス、トミー・ジェネシス、SYMLがゲスト参加している。

米ローリング・ストーン誌によると、このブラジルの音楽フェスでラナは、「Arcadia」(2021年の『ブルー・バニスターズ』収録)と「Flipside」(2014年の『ウルトラヴァイオレンス』収録)も初披露したそうだ。

【MITA Festival 2023】は、彼女にとって2019年11月以来のフル・コンサートとなったそうだ。それ以来、『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』や『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』といったTV番組に出演し、2023年の【High Water Festival】ではブリーチャーズのステージにゲストとして参加していた。

今年3月に開催された【2023 ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】で<ヴィジョナリー賞>を授与された彼女は、受賞スピーチですべてが順調であることに満足していると話していた。「長期的なビジョンを持っているわけでは全然ないのですが、もし皆さんが知りたいのであれば、私はとても、とても幸せです」と彼女は述べ、「自分が14年前に1stアルバムをリリースした際、今ほど風当たりがよくありませんでした。自分らしくいることができ、自分を表現できる素晴らしい時代だと感じている皆さんにとって、本当に幸せなことだと思います。2008年の時点では、そんな風に感じられませんでしたから」と説明していた。

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