CL優勝者を何人も輩出。「ホッフェンハイムを経て飛躍した」5名の選手

今季もドイツ・ブンデスリーガで1部残留を果たしたホッフェンハイム。人口3000人余りという小さな町を本拠地とするクラブであり、実業家のディートマー・ホップ氏の投資によって急成長を遂げた存在だ。

2008年に昇格してから15年にわたって1部で戦い続けており、同時に多くの好選手を輩出してきた。

今回は、このホッフェンハイムに所属したあとにキャリアのピークを迎えた選手たちをご紹介しよう。

ダヴィド・アラバ

ホッフェンハイム所属:2011年

現在:レアル・マドリー

2011年1月、バイエルン・ミュンヘンに所属していた若きダヴィド・アラバは、ホッフェンハイムへとローン移籍して初めてブンデスリーガでレギュラーとしてシーズンを過ごした。

後半戦のみの所属では合ったが、17試合に出場して2ゴールを奪い、バイエルン復帰後に大ブレイク。チャンピオンズリーグを二度制覇し、そしてレアル・マドリーへと移籍した。

ロベルト・フィルミーノ

ホッフェンハイム所属:2011~2015

現在:リヴァプール

ロベルト・フィルミーノが躍進したのはホッフェンハイムでのプレーだ。長くドイツ・ブンデスリーガでプレーし、その活躍が評価されて2900万ポンドの移籍金でリヴァプールへと買い取られていった。

ユルゲン・クロップ監督の下で欠かせない前線のピースとなり、モハメド・サラーとサディオ・マネで組んだ3トップは伝説的なものに。今季限りでリヴァプールから退団することになるが、レアル・マドリーへの移籍すら噂されるほど高い評価を受けている。

ルイス・グスタヴォ

ホッフェンハイム所属:2008~2011

現在:アル・ナスル

ルイス・グスタヴォはブラジル代表でも欠かせない守備的MFとして活躍した選手だ。バイエルン・ミュンヘンに加入するまではそれほど有名な存在ではなかったが、その前はホッフェンハイムで着実に実力をつけた。

2012-13シーズンにはチャンピオンズリーグも制覇し国内外三冠を達成するなど多くのタイトルに恵まれた縁の下の力持ちであった。現在はクリスティアーノ・ロナウドとともにアル・ナスルでプレーしている。

デンバ・バ

ホッフェンハイム所属:2007~2011

現在:引退

セネガル代表のストライカーとして活躍し、様々なクラブで力を見せたデンバ・バ。ニューカッスル・ユナイテッド時代に組んだパピス・シセとの似たものコンビは凄まじい力を発揮した。

彼がイングランド・プレミアリーグに移籍する前に所属していたのが実はホッフェンハイムだった。ムスクロンから2部時代に加入し、いきなり12ゴールを奪取。ブンデスリーガ昇格後も活躍を見せ、評価を高めて世界に飛び出していった。

ライアン・バベル

ホッフェンハイム所属:2011~2012

現在:エユプスポル

ライアン・バベルのキャリアはリヴァプールを退団した2011年に終わったかのように思えたが、実際はその後のほうが充実したものになった。ホッフェンハイムへと移籍して1年半をプレーした後古巣のアヤックスへと戻っていたのだ。

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そしてオランダで復活を見せ、さらにトルコのカズムパシャでプレー。その後ベシクタシュやガラタサライでも活躍し、オランダ代表にも復帰するなど第2のキャリアの頂点を極めている。

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