【袴田事件】静岡地裁での三者協議始まる “再審”めぐる2回目の協議のポイントをコメンテーター・若狭弁護士が解説

裁判のやり直しが決まったいわゆる「袴田事件」をめぐり、2回目の三者協議が開かれている。袴田さんの弁護団は、早期の無罪判決を求めているが三者協議のポイントは?

(宮下 楽 記者)

「2回目の三者協議に向けて袴田さんの弁護団が静岡地裁へと入っていきます」

裁判所・検察・弁護団による三者協議は、静岡地裁で5月29日午後4時から始まり、再審公判の進め方について協議が続いている。

1966年、旧清水市で一家4人が殺害されたいわゆる「袴田事件」では、袴田巌さんの死刑判決が確定しているが、東京高裁は2023年3月、弁護団の主張を認め再審=裁判のやり直しを決定した。

しかし、4月に行われた初めての三者協議で、検察は「再審公判の方針を決めるのに3か月かかる」という考えを示し、有罪を立証するかどうか方針を明らかにしていない。弁護団は早期の無罪判決を求め、検察に対し「有罪を立証しないよう」求めていて、検察の対応が注目される。

≪コメンテーター 弁護士若狭勝さん 解説≫

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