27日夜、広島・尾道市で住宅が全焼し、焼け跡から1人の遺体が見つかった火事で、28日、この住宅に放火した疑いで23歳の男が逮捕されました。その後の警察の調べで、見つかった遺体は男の祖父だと判明したということです。
この事件は、27日午後10時すぎ、尾道市 三軒家町にある住宅が全焼し、隣接する住宅など合わせて6棟が焼け、全焼した住宅の焼け跡から男性1人の遺体が見つかったものです。
28日、警察は、尾道市新浜の自称アルバイト・浜元佑太 容疑者(23)を現住建造物等放火の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、浜元容疑者は27日午後9時25分ごろから10時5分ころまでの間、尾道市 三軒家町にある住宅に何らかの方法で火をつけて全焼させた疑いがもたれています。
調べに対し浜元容疑者は、容疑を認めているということです。
警察は29日、見つかった遺体は、浜元容疑者の祖父で無職の 大平昌之 さん(79)だと判明したと発表しました。大平さんの遺体は、住宅1階の風呂場の近くで見つかったということです。
警察は死因の特定を進めるとともに、大平さんが死亡した経緯についても捜査することにしています。