【台風情報】台風2号進路予想 沖縄のあと 西日本~東日本へ接近は 米軍・ヨーロッパなど海外予想 接近前から大雨に注意

29日(月)午後6時現在、台風2号はフィリピンの東の海上を時速10キロとゆっくりとした速度で北西方向に進んでいます。ピーク時に比べると勢力は落ちましたが、それでも大型で非常に強い台風です。

このあと、進路を北よりへ変えて沖縄付近の海上へ進んだあと、その後は次第に北東方向へと向きを変える見込みです。

動きは比較的ゆっくりなので、今週後半になっても沖縄付近から九州の南海上と予想されています。沖縄付近に進む頃には暴風域はなくなる予想です。

アメリカ海軍の進路予想でも、気象庁と大まかな傾向はそろっています。

そのほかの海外モデルをみてみます。アメリカやヨーロッパの進路予想や気象庁のアンサンブル予報などをみると、沖縄付近へ進んだあとは、日本の南海上を北東方向へ進む予想が多くなっています。

沖縄付近に達した頃には暴風域はなくなっている可能性が高いですが、一方で、台風が運んでくる暖かく湿った空気によって梅雨前線の活動が活発となるおそれがあります。今週後半に大雨になる所が出てくる可能性もありそうです。

また、きょう29日(月)は九州北部から東海地方にかけて梅雨入りが発表されましたが、このあと梅雨前線が西日本付近を南下します。あす30日(火)にかけて大雨となる所が出てくる見込みです。

中国地方・四国地方・近畿地方に加えて、本日29日に梅雨入りは発表されていない北陸地方には、気象台から「大雨に関する情報」が発表されています。台風が接近する前ですが、雨の降り方には十分注意してください。

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