2011-12シーズンにドイツ・ブンデスリーガの2連覇、そしてDFBポカールとの国内二冠を達成したボルシア・ドルトムント。今から11年前、ユルゲン・クロップ監督の下で大きな成果を残した。
今回は、そのドルトムントがブンデスリーガ2連覇を決めたボルシアMG戦にスタメン出場した11名のメンバーを振り返ってみよう。
GK:ロマン・ヴァイデンフェラー
ドルトムント所属:2002~2018
現在:ドルトムント アンバサダー
2002年にカイザースラウテルンから加入し、イェンス・レーマンの後釜として期待されたヴァイデンフェラー。それから2018年まで長くドルトムントに所属し、引退後もアンバサダーとしてクラブに残っている。
右SB:ウカシュ・ピシュチュク
ドルトムント所属:2010~2021
現在:LKSゴチャウコヴィチェ・ズドルイ所属
ヘルタ・ベルリンから2010年に加入したポーランド人選手。複数のポジションをこなせるディフェンダーとしてユルゲン・クロップ監督の信頼を受けた。2021年からは自身がユース時代を過ごした古巣に戻り、4部リーグでプレーすると同時にドルトムントとの提携を導き、若手育成のためのアカデミーを設立している。
CB:ネヴェン・スボティッチ
ドルトムント所属:2008~2018
現在:引退
ユーゴスラビアで生まれ、ボスニア戦争でドイツに亡命、その後アメリカに移住して育ったセルビア代表センターバック。マインツ05でユルゲン・クロップ監督の指導を受け、ドルトムントに呼び寄せられた。昨年夏に現役引退している。
CB:マッツ・フメルス
ドルトムント所属:2008~2016、2019~
現在:ボルシア・ドルトムント
このリストの中で唯一今もボルシア・ドルトムントでプレーしている選手。元々バイエルンから加入した選手であり、2016年にそこへ復帰。ただ2019年にドルトムントへと戻ってきて再び主力としてプレーし続けている。
左SB:マーセル・シュメルツァー
ドルトムント所属:2005~2022
現在:引退
ボルシア・ドルトムントの下部組織出身で、2008年からトップチームでプレーしたシュメルツァー。17シーズンに渡って所属したワン・クラブ・マンである。昨年夏に現役を引退した。
DMF:セバスティアン・ケール
ドルトムント所属:2002~2015
現在:ドルトムント スポーツディレクター
2002年にフライブルクから加入した名ボランチ。2度のワールドカップに出場するなどドイツ屈指の選手として活躍し、このシーズンはドルトムントのキャプテンを務めた。2015年に引退後はクラブのフロントに入り、昨年からスポーツディレクターに。
DMF:イルカイ・ギュンドアン
ドルトムント所属:2011~2016
現在:マンチェスター・シティ所属
ヌリ・シャヒンが退団したため、2011年にニュルンベルクから獲得されたギュンドアン。1年目からレギュラーとして活躍し、優勝に貢献した。現在はもちろんマンチェスター・シティでプレー。
右MF:ヤクブ・ブワシュチコフスキ
ドルトムント所属:2007~2016
現在:ヴィスワ・クラクフ所属
名前が読みにくかったため「クバ」の愛称で呼ばれていたブワシュチコフスキ。2007年にヴィスワ・クラクフから加入したポーランド人MFで、グロスクロイツらとともにボルシア・ドルトムントのサイドを担った。現在は古巣ヴィスワ・クラクフに所属している。
左MF:イヴァン・ペリシッチ
ドルトムント所属:2011~2013
現在:トッテナム・ホットスパー
クロアチア代表で長く活躍するペリシッチ。このあとヴォルフスブルクを経てインテルへ移籍し、長友佑都とチームメイトになっている。現在はトッテナム・ホットスパーでプレミアリーグを戦う。
AMF:香川真司
ドルトムント所属:2010~2012、2014~2019
現在:セレッソ大阪所属
セレッソ大阪から2010年に加入し、2連覇に大きく貢献した香川真司。このあとマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれたが、2年後にドルトムントへと復帰している。今年日本に復帰しセレッソ大阪に所属中。
FW:ロベルト・レヴァンドフスキ
ドルトムント所属:2010~2014
現在:バルセロナ所属
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イングランド移籍が火山噴火のために不可能となり、ドルトムントに加入することになった…というエピソードが有名なレヴァンドフスキ。当初はルーカス・バリオスの控えだったが、2年目のこのシーズンはエースとして30ゴールを奪取。優勝の立役者となった。