【カンボジア】北西部空港の利便性向上、地場航空と旅行社提携[運輸]

中国のオンライン旅行会社(OTA)大手の携程集団(トリップドットコム・グループ)は、カンボジアの航空会社カンボジア・アンコール航空と提携する。同国北西部シエムレアプ州に今年10月開港予定のシエムレアプ・アンコール新国際空港の利便性向上を進める計画だ。クメール・タイムズ(電子版)が27日伝えた。

トリップドットコムは今後、新空港のデジタルサービスを強化するなど、スマート空港化に向け支援を実施する。世界的な観光地として、カンボジアの競争力を高めるべく、観光業界とも協力。提携内容を販促活動、ホテル開発、観光業の人材育成などにも拡大する。

これまでの報道によると、新空港は中国の国有企業である雲南省投資控股集団、雲南建投集団、雲南機場集団が開発を進めている。投資額は当初の8億8,000万米ドル(約1,237億円)から11億米ドルに増額された。開港当初は年間700万人、2030年には1,000万人、50年には2,000万人の利用を見込む。

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