【袴田弁護団】三者協議前に意見書を提出 袴田さんの出廷を免除するよう求める(静岡県)

裁判のやり直しが決まった「袴田事件」をめぐり、弁護団は袴田さんの出廷を免除するように求める意見書を裁判所に提出した。

袴田巌さんのやり直しの裁判を巡っては、4月に行われた三者協議で、検察側は「方針の決定に3か月かかる」との考えを示していた。袴田さんの弁護団は、5月29日に2回目の3者協議が行われるのを前に、静岡地裁を訪れ意見書を提出した。

意見書では、袴田さんが長年拘置された影響で「正常に会話が出来る状態ではない」と医師に診断されていることを踏まえ、裁判への出廷を免除するように求めた。

(小川秀世 弁護士)

「裁判所にはもう出なくていいということをはっきりと早く確認していただくことが、袴田さんの不安を取り除いて平穏に生活できるので早くしてもらいたい」

また、袴田さんの支援者らも やり直しの裁判を1日も早く開くことなどを求める要請書を提出した。

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