竹筒にあかり「萬燈会(まんどうえ)」 広島・三次市の寺

広島・三次市の寺で竹筒にあかりを灯して、ゆっくりとした時間を過ごす催しがありました。

「萬燈会(まんどうえ)」と呼ばれる催しは、平安時代に空海が高野山で行った「萬燈萬華会(まんどうまんげえ)」がはじまりと伝えられていて、三次市吉舎町にある黄梅院では、年に2回開かれます。

午後7時過ぎ、参加者は境内の思いおもいの場所に108つの燈明を置いていきます。竹筒に灯されたあかりは、日没とともに辺りを照らします。

住職が、仏教の声楽「声明(しょうみょう)」を唱えると、境内は幻想的な雰囲気に包まれました。

参加した子ども
「心、落ち着くのは落ち着きます」
「わたしは、この日を楽しみにしていたので、すごくきれいに感じました」

次回の萬燈会は、10月に開かれる予定です。

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