JR四国の運賃値上げに対し愛媛県の中村知事は、30日の会見で「増収分は利用者のサービス向上に還元して欲しい」と要望しました。
JR四国は利用者の低迷などによる厳しい経営環境を受け、今月20日から普通運賃や通勤・通学定期などの値上げに踏みきりました。
これについて中村知事は「地域に欠かせない鉄道を維持していくため、今回の値上げは、やむを得ない判断だったと思う」と見解を述べたうえで、次のように要望しました。
(愛媛県 中村時広知事)
「特に定期券についても大きく変動しているので、丁寧な説明をしていただきたいということと、増収分については利用者へのサービス、利便性の向上に結び付けていただくことが大事だと思う」
また、「値上げの時は自助努力が非常に重要」だとして、その経緯について透明度の高い説明を行うとともに、さらなる経営努力も求めていました。