東武鉄道「スペーシアX」で観光商談会 乗車体験も 運行前の7月5日 日光市が参加企業を募集

商談会が行われる新型特急「スペーシアX」(東武鉄道提供)

 7月15日に運行開始となる東武鉄道の新型特急「スペーシアX」を会場として活用するユニークな観光情報商談会が同月5日、市の主催で開かれる。本格運行を前に東武日光-浅草間を新型特急が実際に走り、乗り心地を確かめながら車両内で商談を行う。6月8日まで参加事業者を募っており、市観光経済部の山越秀克(やまこしひでかつ)部長は「新型特急の乗車体験と商談を組み合わせた珍しい取り組み」と話し、参加を呼びかけている。

 市内の観光関係事業者と、市内外の旅行や出版事業所に、それぞれ23社程度ずつ参加してもらう考え。

 市主催の観光情報商談会は昨年7月、初めて都内で開催した。約100人の参加者があり、商談も数件まとまるなど好評だった。

 今回商談会が開かれるのは、行きが午前10時半浅草発、午後0時21分東武日光着。帰りは同2時10分に東武日光を出発し、浅草には同4時5分に到着する。使用する車両は通常と同じ6両編成だという。

 今回、市に協力する東武鉄道は「運行開始前のスペーシアXの魅力や特徴を、直接観光業界の皆さまに体感していただく機会をいただけ、うれしく思っている」と歓迎している。

 参加できるのは、市内で観光関連サービスを提供しており、浅草-東武日光間の往復で商談会に参加できる事業者。市のホームページにある応募フォームから申し込むか、東武トップツアーズ宇都宮支店内の事務局に申し込む。申し込み多数の場合は抽選となる。(問)市観光課0288.21.5170または同支店内事務局050.9001.8727。

商談会が行われる新型特急「スペーシアX」(東武鉄道提供)

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