「県内初」「県発祥」一堂に 栃木県立図書館でロビー展示

県立図書館で始まったロビー展示「栃木”はつ”集めました」=26日午後、宇都宮市塙田1丁目

 県立図書館で26日、6月15日の「県民の日」にちなんだロビー展示が始まった。今年が県誕生150年の節目の年に当たることから「栃木“はつ”集めました」と銘打ち、県の歴史を県内初、県発祥の出来事で振り返っている。

 ロビーには1874(明治7)年に発行された県内初の新聞「栃木新誌」のほか、宇都宮駅が発祥とされる駅弁に関する資料などを展示。栃木市出身の第27代横綱栃木山守也(とちぎやまもりや)や宇都宮空襲なども同図書館の本などを通して紹介している。

 また来月24、25日に日光市で開催される先進7カ国(G7)男女共同参画・女性活躍担当相会合を記念し、同市に関する貴重な史料を展示する「日光紀行」も同時開催。1800年代の同市を描いた「日光山全図」や田山花袋(たやまかたい)の「日光」の初版本などが目玉で、デジタル化された資料はQRコードにスマートフォンをかざせば内容を詳細に見られるという。

 担当者は「展示を見て興味を持っていただき、学びのきっかけにしてほしい」と話している。7月26日まで。

© 株式会社下野新聞社