龍谷大学短期大学部、学生募集を停止 25年度以降、定員割れで

龍谷大学

 学校法人龍谷大は31日、龍谷大短期大学部(京都市伏見区)の学生募集を2025年度以降、停止すると発表した。定員割れが続いているため。24年春入学が最後の学生で、全ての学生が卒業するまで教育活動は継続する。

 短期大学部は1950年の仏教科開設が始まり。現在は2年制の「社会福祉学科」と「こども教育学科」を置く。同法人によると、近年は入学者数が急激に減少。2学科合計の定員220人に対し、21年春の入学者は193人、22年春が158人、今春は131人にまで落ち込んでいた。

 同法人は、定員割れの理由について、18歳人口の減少や4年制大学志向の高まりが要因とみており、「学外施設での実習を含め、学生の卒業まで責任をもって教学・学生支援体制を維持する」としている。

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