英系不動産サービス大手ナイトフランクが発表した2023年版「ウェルス・リポート」によると、マレーシアの超富裕層の人数は2022年に前年比9.4％増の721人になった。同リポートでは、3,000万米ドル（約42億円）超の資産を保有する個人を超富裕層としている。
超富裕層の前年からの伸び率は、マレーシアは世界44カ国・地域で６番目の高さを記録した。超富裕層の人数は17年の491人、21年の659人から順調に伸びている。
アジア全体の22年の超富裕層の人数は前年比6.5％減の15万362人、世界では3.8％減の57万9,625人だった。
ナイト・フランクの不動産仲介会社ナイト・フランク・プロパティー・ハブのドミニク・ヒートン・ワトソン氏は、マレーシアの超富裕層は今後、医療、物流、ハイテク、ホテル、金融、不動産など多様な分野に投資するだろうと予測した。
