「ゆめタウン」核の区画整理 諫早市が地区計画を決定

 長崎県諫早市長野町で地元準備組合が進めているイズミ(広島市)の大型商業施設「ゆめタウン諫早」(仮称)を核とした区画整理事業計画を巡り、諫早市は5月31日、都市計画法に基づき、開発に必要な地区計画を決定した。
 決定を受け、地権者らでつくる準備組合は事業主体となる本組合を今秋までに設立する予定。年内の造成工事着手、2026年度の開業を目指す。八江利春理事長は「土地の有効活用で人口減に歯止めをかけ、暮らしやすいまちづくり、にぎわい創出、購買や雇用の場の確保が期待される。それを目標に今後の手続きを進めたい」と話した。
 地区計画は建築物の制限など当該地区のまちづくりのルール。計画地は大半が市街化調整区域に当たるため、開発には地区計画の決定が伴う。市は準備組合が昨年提出した開発計画案を踏まえ、地区計画案を作成。今月、市都市計画審議会の承認を受けていた。
 地区計画によると、対象面積は島原道路長野インターチェンジに直結する約19.4ヘクタール。商業地区や医療・児童福祉・健康施設などを誘導する業務地区、住宅地区-に分けた。

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