「1人ひとりを思い浮かべて」原爆死没者名簿の記帳 始まる 被爆者で元広島市職員の2人が… 広島

広島・原爆の日(8月6日)の平和式典で原爆慰霊碑に納められる死没者名簿への記帳が始まりました。

死没者名簿への記帳を行うのは、被爆者で元広島市職員の 池亀和子 さんと 中本信子 さんで、亡くなった被爆者の名前や年齢などを書き入れていきました。

名簿に記帳されるのは、去年の8月6日からことしの8月5日までに亡くなったことを広島市が確認した人たちです。広島市では、5月31日までに4235人を確認しています。

被爆者(元広島市職員) 池亀和子 さん
「被爆は3歳のときだったが、それから78年が経った。核の恐ろしさを忘れることはできない。絶対に核の使用はなされてはならないと、つくづく思う」

被爆者(元広島市職員) 中本信子 さん
「この方は(当時、)中学生だったとか、小学生だったとか、赤ちゃんだったとか1人ひとりを思い浮かべて、被爆者のことを思いながら書こうと思っている」

死没者名簿への記帳は、8月5日まで行われます。

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