HiHi Jets・井上瑞稀×犬飼貴丈で衝撃のサスペンス「なれの果ての僕ら」を実写ドラマ化

HiHi Jets/ジャニーズJr.・井上瑞稀が、テレビ東京ほかで6月27日にスタートするドラマチューズ!「なれの果ての僕ら」(火曜深夜0:30)で主演を務めることが分かった。また、犬飼貴丈が井上と初共演する。

「なれの果ての僕ら」の原作は、「週刊少年マガジン」(講談社)で連載後「マガジンポケット」で配信された内海八重氏による同名漫画。同窓会に参加したクラスメートの壮絶な監禁劇は、SNSでも話題になった。チーフ監督を務めるのは、映画「女子高生に殺されたい」や「ビリーバーズ」(ともに2022年)など数々の話題作を手掛けてきた城定秀夫氏。ほかにも、「ゲキカラドウ」シリーズ(テレビ東京系)や「鹿楓堂よついろ日和」(テレビ朝日系)などの柴田啓佑氏や、「スタンドUPスタート」(フジテレビ系)や「しろめし修行僧」(テレビ東京ほか)などの的場政行氏も参加する。

同窓会のために母校に集まった真田透(井上)ら元6年2組の23人は、3日間監禁され、13人死亡するという大事件に巻き込まれた。監禁したのは、かつてのクラスメートの夢崎みきお(犬飼)。みきおの目的は、命の危機という極限状態で、人間の“善性”がどれだけ保てるのかを試すことだった。誰が誰を裏切り、誰が誰を殺すことになるのか。乱れゆく秩序の中で、人が取る行動とは? 復讐(ふくしゅう)、いじめ、裏切り、暴露、裏切りなど、予測不能な展開が続く衝撃のサスペンスが幕を開ける。

井上が演じるネズこと透は、自分を顧みず他人を助ける性格で、誰からも好かれている人物。小学生の頃にみきおと特に仲がよく、みきおの実験を乗り越えるため、みんなに協力を呼び掛ける。

初の単独での連続ドラマ主演となる井上は「プレッシャーもありますが、この夏の衝撃作になることに、確信を持っています。犬飼さんをはじめ、素晴らしいキャスト、スタッフの方々と共に精神をすり切らしながら、撮影をしております」と報告。

続けて「たった52時間で人は変わり果ててしまう。人間の本性、根底にあるものがむき出しになりぶつかり合います。あなたにとっての正義とは。何が正解で不正解なのか、人の摂理を考えさせられるドラマになっています。皆さまは、この極限状態で善性を保てるでしょうか。想像しながら楽しんでください。なれの果てに何が待ってるのか、ぜひご覧ください」と作品のテーマを伝えつつ、呼び掛けている。

一方、犬飼が扮(ふん)するみきおは、52時間におよぶ同級生らの監禁事件を起こした首謀者。学者である母親の影響で、“人の善性”に興味を持ち、元6年2組の同窓会を舞台に、残虐な実験を始める。

「今回は倫理観が壊れてしまって興味が故に簡単に人間を殺したりしてしまう高校生という役柄で、初めは役のアプローチなど悩むことが多かったですが、監督と話し合いながら、実写ならではのみきおが出来上がっていると思います」と手応えを明かす犬飼は、「毎話毎話、衝撃な出来事が起こるジェットコースターのような作品になっていると思いますので、楽しみにしていただけると幸いです」と期待感をあおっている。

原作の内海氏は「連載が終了して時間も経ち、作品に対しての気持ちが私自身遠のいていたので、ドラマ化のお話をいただいた時はとても驚きました。そして、テレビドラマとして新たに『なれの果ての僕ら』が生まれ変わることをうれしく思います。なかなかヘビーな内容となってはおりますが、より多くの方に楽しんでいただけたら幸いです」と映像化を喜んでいる。

ドラマを手掛ける倉地雄大プロデューサーは「『善』と『悪』。そう聞くと小難しくて敬遠したくなるかもしれませんが、ふと身の回りを見回すと、この世界には、悲しいかな悪意のない言葉や不誠実な善意にあふれています。そんな今だからこそ『善性』とは何なのか…みきおが行う実験を通して、その本質を何よりも考えてみたいと思いました。正義感が強く、誰よりも周りのことを考えるも、ある事件をきっかけに変わってしまう主人公・ネズ役を演じるのは、井上瑞稀さん。作品ごとに幅を広げ続ける井上さんともう一度ご一緒したいと思い、この原作の実写化を企画しました」とドラマ化への経緯を明かし、「またもう1人の主人公・みきおを演じるのは、犬飼貴丈さん。もう圧倒的の一言です。内に秘める狂気を、こんなにも華麗に表現することができるのかと、日々感嘆しています。井上さん、犬飼さん、そして今最も面白い映画を撮り続けている城定監督とこのドラマを制作できることが何よりも幸せです。殺伐とした、生きることが容易でないこの時代に、『人の善性』が持つ意味を伝えたい…。人間の倫理観を問う、この夏一番の衝撃作です。ぜひご期待ください!」と熱くアピールしている。

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