流通大手エイチ・ツー・オー（H2O）リテイリングは1日、新しいプライベートブランド（PB）「阪急プレミアム」を発表した。傘下の阪急百貨店とスーパーが初めて共同開発し、それぞれの売り場で同日発売した。関西スーパーマーケット（兵庫県伊丹市）も5店舗で取り扱っている。
新商品は、低価格志向ではない「付加価値型」のPBと位置付ける。まず豆腐、ドレッシングなど15品目で始め、2023年度中に50品目に拡大する。
阪急梅田本店、神戸阪急など関西にある阪急百貨店7店と、イズミヤ、阪急オアシスの全店などで販売。関西スーパーも試験的に中央店（伊丹市）などで扱う。豆腐350グラム195円、お好み焼き486円など。
同日、阪急梅田本店で発表会を開催。阪急阪神百貨店取締役専務執行役員の北部公彦氏は「スーパーや普段使いの百貨店で、価格に対して『味覚満足度』の高い商品を届けたい。2～3年後に110品目まで拡充できれば」と話した。（広岡磨璃）
