Suica定期券、運賃で過収受 誤った金額算出、10件計1890円

交通系ICカードSuica(スイカ)

 JR盛岡支社(久保公人支社長)は1日、田沢湖線大釜―雫石駅間を発着とする交通系ICカードSuica(スイカ)定期券の運賃で、磁気定期券から変更した場合に一部で誤った金額が算出され、多く受けていたと発表した。過剰な収受は10件で計1890円。

 支社によると、3月18日の同線前潟駅開業に伴い駅番号が変更となる近隣の大釜、小岩井、雫石3駅で、改札機のスイカ対応に必要な運賃計算プログラムのデータ更新ができていなかった。

 同日のダイヤ改正前までに磁気定期券を購入し、サービスを導入した5月27日以降にスイカ定期券に変更するなど一定条件が重なった4人が過剰な収受に該当した。個別に返金手続きなどについて連絡。現在、3駅のデータ更新作業を進めている。

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