たんすに眠る「着物を活かす」 リメーク衣服や小物展示 長与町・風の森まなびので5日まで

着物をリメークした衣服やバッグなどが並ぶ「着物の活かし方」展=長与町、風の森まなびの

 たんすに眠る着物や帯の活用方法、手放し方などを提案する「着物の活かし方」展が、長崎県西彼長与町まなび野2丁目の「風の森まなびの」ギャラリーで開かれている。5日まで。
 型友禅染めや着物のリメークを手がける「染趣庵(せんしゅあん)」(同町)の松尾直美代表が初めて開催。松尾さんは市民団体「着物をつなぐ会」の代表を務め、着物の譲渡会や着物について語る交流会などを開催している。会場では、着物を素材に作り替えた衣服やバッグ、タペストリーなど約30点を展示し、一部を販売している。会場で着物や帯の活用方法を相談できる。
 松尾さんは「せっかくの着物をたんすに眠らせたままではもったいない。着物にまつわる『物語』に耳を傾け、形を変えるなどして使ってもらえるよう提案したい」と来場を呼びかけている。
 開催は午前10時~午後5時(最終日は同4時まで)。問い合わせは松尾さん(電080.3255.9756)。

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