心温まる絵手紙ずらり 牛乳パックや段ボールを再利用 日光で5日まで

千点以上の力作が並ぶ絵手紙展

 【日光】御幸(ごこう)町の市日光郷土センター「mekke(メッケ)」で1日、市内で絵手紙教室を開く東小来川(おころがわ)の矢野美枝子(やのみえこ)さん(76)と生徒たちによる絵手紙展が始まった。5日まで。

 日本絵手紙協会公認講師の矢野さんは、市内6カ所で絵手紙教室を主宰している。絵手紙展は今回で20回目を迎え、会場には矢野さんと生徒たちの力作が千点以上並ぶ。

 今年は持続可能な開発目標(SDGs)を踏まえた作品も展示。牛乳パックや段ボール、食品トレーなど不要となった物を画材として再利用して作っている。古い新聞紙を使った花の作品ではカラーの紙面をちぎり、貼り付けることで、手書きでは難しい絶妙な濃淡を表現している。

 矢野さんは「家に閉じこもりがちな高齢者の方などに見てもらい、作品を通じてこんな作り方や楽しみ方があるのだと知ってもらえたらうれしい」と話した。

 入場無料。午前10時~午後5時(最終日は4時)。

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