ユナイテッド、マグワイア放出時に補償金発生か…移籍先では同等のサラリー見込めず

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドがイングランド代表DFハリー・マグワイア(30)放出に補填が必要なようだ。

2019年夏にレスター・シティからDF史上最高額の移籍金で加入したマグワイア。今季もキャプテンを務めたが、センターバック陣での立ち位置はアルゼンチン代表DFリサンドロ・マルティネス、フランス代表DFラファエル・ヴァラン、スウェーデン代表DFビクトル・リンデロフに次ぐ4番手に成り下がり、ベンチを温める姿をよく見るようになった。

ときにイングランド代表DFルーク・ショーがセンターバックで使われたりと明らかに序列を落とすマグワイアを巡っては来季の構想から外れ、来る夏の移籍が盛んに取り沙汰されるが、イギリス『デイリー・メール』によると、その実現に週給19万ポンド(約3300万円)のサラリーがネックとなる模様だ。

他クラブでは現在の半額しかサラリーを得られないことが見込まれ、あと2年間の契約を残すユナイテッドは手放すとなっても1000万ポンド(約17億4000万円)の補償金を支払う必要性があるという。また、移籍金に関しても8000万ポンド(現レートで約139億2000万円)で獲得したものの、今や3000万ポンド(約52億2000万円)前後が見込まれるとのことだ。

今月のイングランド代表メンバーにも入ったマグワイアだが、ガレス・サウスゲイト監督は今後も所属先でポジションを掴めないようなら、呼び続けるのも難しいと発言。ユナイテッドは3日にFAカップ決勝のマンチェスター・シティ戦を控えるが、この試合がマグワイアのラストマッチになるのだろうか。

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