気象庁は1日(木)、5月の天候まとめを発表した。
それによると、5月は暖かい空気に覆われた時期が多かった北日本で気温が高くなった。降水量は西日本の日本海側でかなり多かった一方、北日本の太平洋側や沖縄・奄美でかなり少なくなった。
気温は北日本で高かった
気温は上旬の後半から中旬の前半と下旬の中頃は冷涼な空気の影響で平年を下回る日があったものの、そのほかの時期は全国的に暖かい空気に覆われて平年を上回った。
特に北日本では暖かい空気に覆われやすい時期が多かったため、月平均気温は高かった。
降水量は西日本の日本海側でかなり多かった
東・西日本では上旬の後半に、下旬の終わりには日本海側を中心に大雨となった所があったため、月降水量は西日本の日本海側でかなり多く、東日本の日本海側と東・西日本の太平洋側で多かった。一方、北日本の太平洋側と沖縄・奄美では低気圧や前線の影響を受けにくかったため、月降水量はかなり少なかった。
日照時間は北・東日本の日本海側と北・東・西日本の太平洋側で多かった
北・東・西日本では天気は数日の周期で変化したが、高気圧に覆われて晴れた日が多かったため、月間日照時間は北・東日本の日本海側と北・東・西日本の太平洋側で多かった。
【月降水量の少ない方から1位を更新した地点】
紋別 10.0ミリ(平年比17%)
(気象予報士・多胡安那)