リゾ、ビヨンセの『ルネッサンス』のおかげで音楽をやめないでいられると語る

現地時間2023年5月31日にTikTokを更新したリゾが、ネット上のアンチによる執拗な暴言にさらされて気持ちが折れそうになりながらも、ビヨンセの音楽、特に最新アルバムの『ルネッサンス』に支えられていると動画で語った。

リゾは、『ルネッサンス』を聴きながら軽い運動で汗を流している自身の姿をしばらく流したあと、カメラ目線で、「今日はすごく腹が立った、世界に対してすごく腹が立った、そんな一日だった。インターネット上で私に対する意地悪な言葉をたくさん見て、あきらめようと思った」と述べている。

おそらくリゾが言及していたのは、ステージで踊っている彼女の動画を利用しながら彼女の体型を侮辱したツイートが拡散され、これに何千人ものユーザーがリゾの容姿に関する悪意のあるコメントを残していった出来事だ。これに対し彼女は、このような加害者たちのせいで「本当に世界を嫌いになり始めた。いつも自分のことを説明するのに疲れた」と投稿していた。

リゾはTwitterのアカウントをほぼ非公開にしているが、いまだにヘイト投稿が彼女のメンションとタイムラインに表示されることがある説明した。「よっぽどみんなを見限って、(音楽を)やめて、農場かなんかで自分のお金と男を楽しもうかなって思ったりするよ」と彼女は5月31日につぶやいていた。

TikTokの動画で彼女は、「あまりにも憎しみが愛を上回る日があって、音楽をやめて消えてしまいたいと思うほど」と述べつつ、「(でも)それから立ち上がって、外に出て、太陽を浴びようって思い出した。そして“ルネッサンス”をかけるんだ」と、ビヨンセから力をもらっていることに言及した。

そこからリゾは、ビヨンセが昨年夏に発表して大絶賛されたこのアルバムからお気に入りの歌詞をいくつか挙げ、それらがいかに自分を強くし、自身のヒット曲「Truth Hurts」でも歌っているとおりの“100% that bitch”であることを忘れないようにする力を与えてくれるかを話した。『ルネッサンス』の「Church Girl」を引用しながら、「私は自分を愛する、自分以外誰も私を評価することはできない。私は自由に生まれてきた」と彼女は言っている。

リゾは以前からビヨンセの大ファンを公言しており、自身の音楽の大部分で刺激を受けてきたと語っている。2月に開催された【グラミー賞】で<年間最優秀レコード>を受賞した際、彼女は観客席から誇らしげに見ていたビヨンセをステージからシャウトアウトし、「あなたは私の人生を変えてくれました。本当にありがとうございます。あなたは明らかに私たちの人生のアーティストです!」と、本人に伝えた。

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