レール上歩くイベントなど実施 LRT開業へ、記念事業とロゴ発表  宇都宮

LRT開業記念のロゴマーク

 宇都宮市は2日、芳賀町などとの合同記者会見で、次世代型路面電車(LRT)の8月開業に向けた記念事業の実施とロゴマークを発表した。開業前にはレール上を歩くイベントや、広く寄せ書きを募る事業を実施し、開業後1カ月間は沿線地域を中心に各種イベントを展開するなど盛り上げていく。佐藤栄一(さとうえいいち)市長は「国内外から高い注目を集める千載一遇のチャンス。地域活性化につなげたい」と話した。

 ロゴマークは、トータルデザインコンセプトの「雷都を未来へ」から雷と稲穂を、二荒山神社やJR宇都宮駅東口エリアのビルをデザインに取り入れた。

 記念事業の目玉の一つはレールウオーク。軌道敷地内を歩く開業前限定イベントで、清陵高校前停留場から中心部方面へ高架上を往復約2キロ歩く。折り返し地点には車両を配置し、記念撮影もできる。7月29日に4回の時間帯で開催し、参加無料。LRT公式サイトから申し込む。

 寄せ書き事業は、ロゴマークを中央に配した縦1メートル横1.5メートルの旗にメッセージを書いてもらう。陽東6丁目のベルモール内「オープンスクエア」に設置したほか、沿線小中学校やイベント会場などでも実施する。

 開業当日は開業式や発車式を行う。その後は沿線で地域や企業と連携して各種催しを展開し、「LRTで来場してもらい利用のきっかけにしたい」(市LRT整備課)とする。

 また本年度は、開業祝福事業として、申請のあったイベントや商品などに開業記念ロゴや名義の使用を許可し、写真やイラストなどの素材を無償で提供する。

LRT開業に向けたポスター

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