バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が、改めてパリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(35)について言及した。
今シーズン限りでPSGとの契約が満了するメッシ。１年間の契約延長がPSGから打診されていた中、クリストフ・ガルティエ監督が「今週末の試合が最後の試合になる」と明言。退団が決定した。
そのメッシの去就には様々な噂が浮上。サウジアラビアからの巨額オファー、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のインテル・マイアミへの移籍、そして古巣バルセロナへの復帰と、憶測が広まっている。
そんな中、チャビ監督はスペイン『ムンド・デポルティボ』とのインタビューに応じ、メッシについて言及。メッシの復帰を望んでいると改めて明言したが、PSGでのラストマッチをしっかり終えるためにも今はそっとしておくべきだとした。
「すでに何度も言っているが、ここでドアを開けてくれるだろう。私は監督であり、彼が来ようと決めたら、我々を助けてくれることはわかっている。ただ、最終的に、我々は少し放っておく必要があると思う」
「彼はシーズンを終える。パリ・サンジェルマンをとてもリスペクトしている。最高の形で終わりたいし、契約も満了する。どこに行くのか、どこでキャリアを終えるのか。世界中に対して決める権利を彼は手にした」
「これは彼のキャリアだ。彼には高いレベルでサッカーを続けられるはずであり、もし彼がカタルーニャ人をはじめ、特に監督、そして他の人全員が望んでいるバルサに来れば、門戸は開かれており、上手くいくと確信している」
メッシが決めるだけだと語るチャビ監督。99％は本人次第という中で、その理由を語った。
「サッカーの問題に関しては、彼次第だが、私にとっては何の疑いもない。レオが来ることを決めれば、フットボールレベルでの扉は開かれている。我々の助けになることもわかっている」
「私はスタッフの責任者だが、彼には全ての信頼があり、スタッフ全員が彼の加入に対して熱意を持っている。それは間違いない」
「サッカーレベルで大きな助けになることに全く疑いはない。だから、契約上の問題は、私の関心事ではなくなった」
つまり、バルセロナとしては受け入れる準備は整っているという見解。メッシが復帰を希望さえすれば、再びバルセロナのユニフォームに袖を通すことが可能だとした。
ただ、チャビ監督は、その話をしても無駄だとコメント。メッシが決めるまで待つしかないとした。
「来週、彼が決断するだろうから、彼をそれまではそっとしておかなければいけない。結局のところ、毎日、毎日、レオについて話したとしても、辻褄は合わない」
「最終的には来週決定される予定だが、今では200個も仮説がある。最終的には彼自身が自分の将来を決めることになるが、ここでは扉は開かれており、これ以上の議論はない」
