兼六園の夜彩る 百万石まつり開幕、3日行列

夜の名園を彩る準備を整える職員=兼六園

 第72回金沢百万石まつり(北國新聞社特別協力)は2日、金沢市内で3日間の日程で開幕した。4年ぶりの通常開催となり、まつりのメイン行事となる百万石行列は3日午後2時20分、金沢駅東広場を出発する。利家公役は歌舞伎俳優の市川右團次(うだんじ)さん、お松の方役は俳優の紺野まひるさんが務め、城下町に時代絵巻を繰り広げる。

 金沢城公園では加賀百万石「盆正月」(北國新聞社後援)が3、4日に行われる。午後4時には行列が公園に入り、三の丸広場で入城祝祭が営まれる。

 午後7時からは、兼六園と金沢城公園でライトアップ事業「金沢城・兼六園四季物語 初夏の段」(北國新聞社後援)が行われる。2日は照明の試験点灯が行われ、夜の名園を彩る準備が整った。兼六園は4日まで無料開放される。

 行列前夜の2日に行われる特別協賛行事「子ども提灯(ちょうちん)太鼓行列」は大雨の影響で中止となった。雨による中止は17年ぶり5度目。

 百万石まつりは今年から北國新聞社が特別協力する。

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